東京のFさんの構図の研究続きです。
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これは、これまで二回撮影してもらった午後と朝の中間の時間です。
お昼頃でしょうか。
これだと、光と影の関係が丁度いいかなと思います。
午後は、明るすぎて白けた感じになりますし、朝は逆光で木がシルエットになります。
どちらも風景画のベテランなら、描けるでしょうが、これから風景画を始める人には、今日の写真のような時間帯の方が描きやすいのではないかと思います。
それでも、このように研究をしてくると、左の三本の木は中央の太い木を何とかしたいと思いますし、前回のような点景人物がいる方が良いとか、ズームした方が良いかワイドにした方が良いかなどという問題が出てきます。
一回撮影しただけでは、気付かないことがこのように何度もやっているとわかってきて、いろいろ研究ができますね。
遠い場所で、行くのが大変なところでは、このような研究はできませんが、近くで何度でも行けるところなら、こういうことをしてみると良いと思います。
ーーー
光の状態は、今回が良いとして、ズームが良いかワイドが良いかの判断、点景人物をどこにどのくらいの大きさで入れるか?入れないか?
私は、知人を連れて行って、歩いてもらったりしています。
親子が手をつないでいるのが良いか、日傘をさしているのはどうか、犬の散歩をしているなんてのもいい感じですね。
また、これをF50で描くなら、どのようにトリーミングをするかという問題もあります。
このままだと、Fサイズでは、横が長い気がします。だからといって、横をカットするのはどうか?横を優先させるなら、上下を足す必要が出てきます。
そうでなければ、Pサイズで描くのはどうか。それにしてもやはり縦を比率に合わせるのに、足すか削るかという問題になるでしょう。
そういう場合は、もう一度撮影に行くか?できれば、同じ場所を広めに撮影しておくと良いのですが。
また、参考に見せてもらったのは、陽ざしのない曇った状態の写真でしたが、全く印象が違いました。同じ場所なのに、とてもつまらなく感じました。陽ざしがあるとないとでは全く違うことを知ってください。
誤解のないように、陽ざしがある方が良い場合が多いですが、いつでもとは限りません。
----
Fさんの感想は、「このような研究は初めてです、面白いですね」とのこと。
私は、同じ場所に何度も足を運んで、撮影をしますが、後で行ったのでは、同じ時間の同じような天気でも二度とその時の感じは撮れないということがあります。
特に、雪景色などは、雪の降り方と積り方、解け具合が全く違うからです。
雪景色では良い感じに思えた場所が、雪のない時に行ったら、全くダメだったということも。
両親を連れて、「秋平の雪」を描いた場所に行ったら、こんなところかと呆れていました。
「よくこんなところが良い絵になるねえ」と。
「美里の雪」の場所は、中心に置いた三角屋根の家がもう壊されていました。
手前にあった黒い塊もありません。二度とない風景になりました。

これは、これまで二回撮影してもらった午後と朝の中間の時間です。
お昼頃でしょうか。
これだと、光と影の関係が丁度いいかなと思います。
午後は、明るすぎて白けた感じになりますし、朝は逆光で木がシルエットになります。
どちらも風景画のベテランなら、描けるでしょうが、これから風景画を始める人には、今日の写真のような時間帯の方が描きやすいのではないかと思います。
それでも、このように研究をしてくると、左の三本の木は中央の太い木を何とかしたいと思いますし、前回のような点景人物がいる方が良いとか、ズームした方が良いかワイドにした方が良いかなどという問題が出てきます。
一回撮影しただけでは、気付かないことがこのように何度もやっているとわかってきて、いろいろ研究ができますね。
遠い場所で、行くのが大変なところでは、このような研究はできませんが、近くで何度でも行けるところなら、こういうことをしてみると良いと思います。
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光の状態は、今回が良いとして、ズームが良いかワイドが良いかの判断、点景人物をどこにどのくらいの大きさで入れるか?入れないか?
私は、知人を連れて行って、歩いてもらったりしています。
親子が手をつないでいるのが良いか、日傘をさしているのはどうか、犬の散歩をしているなんてのもいい感じですね。
また、これをF50で描くなら、どのようにトリーミングをするかという問題もあります。
このままだと、Fサイズでは、横が長い気がします。だからといって、横をカットするのはどうか?横を優先させるなら、上下を足す必要が出てきます。
そうでなければ、Pサイズで描くのはどうか。それにしてもやはり縦を比率に合わせるのに、足すか削るかという問題になるでしょう。
そういう場合は、もう一度撮影に行くか?できれば、同じ場所を広めに撮影しておくと良いのですが。
また、参考に見せてもらったのは、陽ざしのない曇った状態の写真でしたが、全く印象が違いました。同じ場所なのに、とてもつまらなく感じました。陽ざしがあるとないとでは全く違うことを知ってください。
誤解のないように、陽ざしがある方が良い場合が多いですが、いつでもとは限りません。
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Fさんの感想は、「このような研究は初めてです、面白いですね」とのこと。
私は、同じ場所に何度も足を運んで、撮影をしますが、後で行ったのでは、同じ時間の同じような天気でも二度とその時の感じは撮れないということがあります。
特に、雪景色などは、雪の降り方と積り方、解け具合が全く違うからです。
雪景色では良い感じに思えた場所が、雪のない時に行ったら、全くダメだったということも。
両親を連れて、「秋平の雪」を描いた場所に行ったら、こんなところかと呆れていました。
「よくこんなところが良い絵になるねえ」と。
「美里の雪」の場所は、中心に置いた三角屋根の家がもう壊されていました。
手前にあった黒い塊もありません。二度とない風景になりました。