千葉のSさんが、「濃く描くと取り返しがつかなくなるようで心配」とおっしゃっていました。
こう考える人は多いでしょうか。
ーーー
私は、行き過ぎて戻すということを教えます。
段々と濃くして、丁度良くなったところで終わりという方法ももちろんありますが、
それだと、出せない味があります。濃くし過ぎて、戻すというやり方で出てくる味があるのです。
特に直接光と反射光の違いを出すには、暗い方を一度暗く潰して練ゴムで描くということを考えます。
この反射光は、紙の白い部分を全て潰した状態からの表現です。
同級生のHくんのキャベツの表現も、この反射光の部分を一度真っ黒に潰す作業が必要だと思っています。
取り返しがつかなくなるという心配は、ごもっともです。
濃くする段階で、鉛筆の筆圧が強いと傷になります。
練ゴムで消しても、落ちにくい状態になるでしょう。
だから、暗く潰すときは、墨をつけ過ぎて、指などで擦るという方法を取ります。
紙の真っ白の部分をなくすために擦るのです。
墨を足すことで、明度を丁度良い状態まで持って行った場合、紙の白さが残っている場合があります。明度は、線の本数や点の数で決まりますから、墨がつかない部分もあるのです。
それを擦ることで、紙の白さをなくすと、ただ足し算だけしていたのとは、違う味になります。
この反射光の美しさは、気持ちがいいですよ。
ーーー
結論、
ぜひ、行き過ぎて戻すということをやってください。
私は、「練ゴムで描け」と言います。
ーーー
これを足し算と引き算という言い方をすれば、その「足し算引き算の戦い」です。
私がブログで、今日の戦いなどと書いているのは、その意味もあります。
ーーー
因みに、美大受験生で、紙を真っ黒に塗りつぶしてから、練ゴムで明るくしていく描き方をしている人がいました。初め見たときは、びっくりしました。
あんなに黒くしてしまっていいの?と思いました。
しかし、完成を見ると、足し算で描いて行く普通の方法とほとんど同じ状態になりました。
へええと感心しました。
まさに、「練ゴムで描く」だなと思いました。
こう考える人は多いでしょうか。
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私は、行き過ぎて戻すということを教えます。
段々と濃くして、丁度良くなったところで終わりという方法ももちろんありますが、
それだと、出せない味があります。濃くし過ぎて、戻すというやり方で出てくる味があるのです。
特に直接光と反射光の違いを出すには、暗い方を一度暗く潰して練ゴムで描くということを考えます。
この反射光は、紙の白い部分を全て潰した状態からの表現です。
同級生のHくんのキャベツの表現も、この反射光の部分を一度真っ黒に潰す作業が必要だと思っています。
取り返しがつかなくなるという心配は、ごもっともです。
濃くする段階で、鉛筆の筆圧が強いと傷になります。
練ゴムで消しても、落ちにくい状態になるでしょう。
だから、暗く潰すときは、墨をつけ過ぎて、指などで擦るという方法を取ります。
紙の真っ白の部分をなくすために擦るのです。
墨を足すことで、明度を丁度良い状態まで持って行った場合、紙の白さが残っている場合があります。明度は、線の本数や点の数で決まりますから、墨がつかない部分もあるのです。
それを擦ることで、紙の白さをなくすと、ただ足し算だけしていたのとは、違う味になります。
この反射光の美しさは、気持ちがいいですよ。
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結論、
ぜひ、行き過ぎて戻すということをやってください。
私は、「練ゴムで描け」と言います。
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これを足し算と引き算という言い方をすれば、その「足し算引き算の戦い」です。
私がブログで、今日の戦いなどと書いているのは、その意味もあります。
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因みに、美大受験生で、紙を真っ黒に塗りつぶしてから、練ゴムで明るくしていく描き方をしている人がいました。初め見たときは、びっくりしました。
あんなに黒くしてしまっていいの?と思いました。
しかし、完成を見ると、足し算で描いて行く普通の方法とほとんど同じ状態になりました。
へええと感心しました。
まさに、「練ゴムで描く」だなと思いました。