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Channel: 絵画指導 菅野公夫のブログ
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風景画の秘訣を一つだけ

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以前、鉛筆で描いたとき、ご紹介したスケッチに色を付け始めました。



細かい部分は、細筆で描いていくつもりです。

一点透視ですが、微妙にカーブしているところが工夫です。

遠近感、空気感を出そうとして、光と影の美しさもテーマです。

全体的には、パッと見た印象が良くて、引き付けられた後、
更に良く見ると、細部まで描き込んであって、もう一歩近づいて見たくなるような
絵にしたいと思います。

今は、パッと見た印象がいいなと思っていただいたら、嬉しいです。

ーーーー
この場所を絵にしてみたいと思ったのは、カーブしている白い道と右側の一本の木の関係、
光と影が作り出す爽やかさ、また道の先に見える建物も重要なきっかけです。

ここで、風景画の秘訣を一つ

   一点透視の場合、道があると、歩いて来てくださいと言われている気がします。
   目がその先へ誘われます。そのときに、誘われた先に魅力のある建物でもあると、見た人が満足します。

   メルヘン調に語れば、その先に幸せが待っているような期待です。行ってみたいなと思わせる何かです。

   逆に言うと、一点透視で目が誘われたのに、その先に何もないと、がっかりします。


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