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Channel: 絵画指導 菅野公夫のブログ
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加須のIさん 裸婦デッサン指導

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加須のIさんが描いた裸婦デッサンを私が解説しながら直してみました。

 

まず、顔です。
鼻の下を暗くしましょう。(左上からの光を意識します)
あごの裏側の面を意識してください。
目は重要なので、きりっとさせてみましょう。
左側の輪郭は、重要です。目の横から頬骨の感じを出しましょう。
ほっぺたの角度、ほっぺたとあごは別物という意識を持ってください。

胸の膨らみは、陰影を使ってこのように描いてください。
胸の下の部分は暗くなります。しかし、その下の影はさらに暗くなります。
それによって、胸の下の部分は、やや明るく感じます。それが反射光です。
その部分を陰影の陰といいます。

そのしたに、あばら骨があります。
あばら骨を感じさせてください。

へその下に丸く線を入れて、その下を暗くしてください。
下腹の暗さです。やや上からの光ですから、この部分はやや下向きなので
暗くなります。面でとらえると考えてください。
左上からの光ですから、右側と下向きの面は暗くなるという考えです。

膝は、お皿の部分とそこからつながる正面の骨の部分をしっかりさせてください。
膝の裏側は、このように描いてください。

足の形は、大体描けていますが、このように捕まえたらどうでしょう。

腕は、難しい形ですが、右側が暗くなることと、髪の毛の影も落ちると思います。

左側の手と腰骨辺りは、輪郭を強くしすぎないようにしましょう。

ーーーー
以上のような注意をしながら直して見せました。

他にも10枚くらい見せてもらいましたが、他のデッサンもこのような注意をしながら、
描き直してみてくださいと言いました。

私は時々、このように、説明しながら直してあげることをします。
同じ鉛筆を使って、同じ紙で描いているのに、どうしてこんなふうにできるんだろうと、
生徒さんは、私の手を神の手のように、感じているそうです。
やってみせることは、とてもわかりやすい指導です。

このように直している指導もDVDになっています。
欲しい方は、連絡してください。









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