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Channel: 絵画指導 菅野公夫のブログ
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初めての水彩画 Aさん30号 続き4

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Aさんは通信指導ですが、家が近いので月に一度は私の家に来ています。
だから、他の通信指導の方とはそこだけ違います。

今回は、細い筆を与えました。
描き込むには、細い筆が必要です。



皆さんは、000号という筆があるのをご存知ですか?
細かい部分を描くには、面相筆でも太すぎます。

私は、0号の筆と面相筆しか知らず、もっと細い筆があれば鉛筆で描くように描けるのになあといつも思っていました。最近、0号より細い筆があると知って、嬉しくなりました。00号という物もありますが、000号は驚きました。有難い道具です。

自分は、デッサン力があると思っていますが、それを表現するための道具がなくて物足りなく感じていました。分かっているのに思うようにならないもどかしさです。
それが、この筆によって解決しました。

最近、展覧会に出すたびに、上手くなったねと言われます。
それは、細かい表現ができるようになったからです。それは、私の力が上がったのではなく、道具が揃ったのです。鉛筆でやればできる。木炭でもできる。しかし、筆ではできないという状態でした。まあ、言い訳に聞こえるかもしれませんが、現実にそうだったのです。

リアリティとは、細かい部分まで描けるということだと思います。
リアルさを増すと、写真に近づきます。ドットが小さくなるとそうなるのです。
だから、絵が良くなったとは言えませんが、リアルさは増すのです。


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