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Channel: 絵画指導 菅野公夫のブログ
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加須のIさん 県展制作

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加須のIさんが、初めての50号で県展制作を始めました。



鉛筆描きが終わって、色で形を取ったところです。

メインは、中央の箱ですが、今はまだ弱いです。
ここを先行させて、描き進めると絵がスムーズに運ぶでしょう。

似顔絵 卒業生の谷内田くん

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今夜は、卒業生の谷内田君を描いていました。



忘年会をやったとき、集まったメンバーを見渡したところほとんど全員の似顔絵を描いていましたが、
ただ一人、まだ描いてない人がいました。それが谷内田君でした。

「先生、なんで僕を描いてくれないんですか?」と言われました。

「本当だね、谷内田君だけだね、不思議だねえ」と返しました。

いの一番に描いてなければならない人でしょと言わんばかりの彼の言葉でした。

しかし、他の子が全員描いてあるというのもすごいことだなとも思いました。
集まったのは、8人です。

谷内田君、約束を果たしました。果たして見てくれているでしょうか?

香川のTさん 靴のデッサン

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香川のTさんが、靴のデッサンをしてくれました。



すごいです。よく描けています。

言うことないくらい完璧ですね。

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ただ、一つだけ、難しい問題を提案しました。

この靴は、左右が同じ空間にあるでしょうか?という問題です。

同じ光を受けた同じ空間にあるかという問題です。

このデッサンは、途中の段階で、自分との距離というお話しもしました。

右の靴のどの部分と、左の靴のどの部分が、自分との距離が同じかという問題です。

言い換えると、そのことは、左右の靴の関係ということです。

描いている途中を見せてもらいましたが、一つづつ描き上げていく感じで進めています。
私は、二つの物があるときは、常に関係を見ながら、同時進行で進めます。
それが同じ空間にあることにもつながると考えています。

次の課題から、そのことも意識して進めてくださいと話しました。

昨日のデッサン会

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昨日は、麓原会の月例デッサン会でした。

私が描いたデッサンです。



あまりうまくいきませんでした。

服を着た人を描いていますが、中に体がしっかり感じるようにこころがけました。

頭の大きさが決まらず、二回やり直しましたが、どうも小さい気がします。
測るとあっている気がするのに、描いた感じは、体の方が立派に感じます。

それと描きっぷりが、体と頭で違ってしまいました。
コントロールする時間がなくなり、このまま時間切れでした。

大学生のAさん 30号制作続き

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大学生のAさんが、30号を進めてくれました。



かなり進みました。

まだ、もう少し描き込んでほしいですが、かなり完成度が出てきました。

これは、学校の宿題なので、もう提出期限がきてしまいました。
それで、ひとまずここで終了です。

また、戻ってきたら、描き込んでほしいです。

似顔絵 続き

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一昨日描いた似顔絵の髪の毛が描き足りなかったので、描き足しました。



いくらか落ち着きました。

加須のIさん 県展制作50号続き

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加須のIさんの県展制作続きです。



メインが描いてないと、落ち着かないので、先に描いてくださいと言いました。
いいちごの箱がメインです。

このように文字のあるものがあると、メインにしやすいです。

それ以外の物は、これ以上目立つものではいけません。
Iさんは、昨年の秋に40号を描いて、大きい作品としては、今回が二点目です。

香川のTさん パイナップルのデッサン

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香川のTさんが、パイナップルのデッサンをして見せてくれました。



ただ、形が描けているだけでなく、空間がとてもよく描けています。

ここで、一つアドバイスをしました。

鉛筆の先を利かす描き方を加えてくださいということです。

初心者はペン先ばかり使うので、「鉛筆を寝かせて、鉛筆の腹を使うことを覚えてください」と言います。
しかし、このようにかなり描けるようになってきた人には、今度は、逆のことを言います。

「寝かせてばかりいないで、必要な部分にペン先を利かせた表現をしてください」と。

見せ場だと思うところに、ペン先を利かせてキリッとピントの合った表現をするのです。

もうそれを求めても良いデッサンレベルになっています。

東京のHさん 靴のデッサン

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東京のHさんが、靴のデッサンをしています。

まだ、途中ですが、ご覧下さい。



これは、外の強い光の中で描いているものです。
強い光なので、真っ白に感じるようですが、
しかし、紙の白が多くては、立体感が出ません。
全て真っ白に感じても、実は明暗に差があるのです。
その辺りをよく見て描いてほしいと思います。

卒展 本庄第一高校美術部

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本庄第一高校美術部の卒展が、今日と明日、本庄文化会館で開催されています。



三年間の締めくくりとして、毎年卒業する3年生が開催していますが、例年は書道部と一緒です。しかし、今年はどういうわけか、美術部だけの開催となりました。

会場風景や作品などは、今夜ご紹介します。

卒展 会場風景

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本庄第一高校美術部の卒展 会場風景です。

  

 


東京のFさん クロッキー

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東京のFさんのクロッキーをご紹介します。



これは、誰かのクロッキーの模写でしょうか?
確認を忘れました。

10分くらいで描いたものでしょう。

なかなか魅力があるデッサンです。

目の表現などは、実物の人物を見たら、こうではないと思いますが、
このリアルでないことが成功しています。

これが、魅力です。

不思議ですね。デッサンの指導をする場合、どこが実物と違うかを指摘して、
見える通りを追及させるのが、セオリーです。
しかし、実物と違うことが魅力ということもあるのです。

そこが、難しいところです。

大きな明暗は、右からの光だと思います。
しかし、左からも光が来ています。そのことがほっぺの左側の明るさでわかります。
これは、普通は反射光の明るさで表現するものですが、反射光より強いので、たぶん左からも光が当たっているのだと思います。
しかし、それを描くことで、ほっぺの膨らみがしっかり出ました。
この表現を他のデッサンでも生かしてもらいたいです。

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もう一点、以前見せていただいたものをご紹介します。

これも魅力的です。






卒展 本庄第一美術部

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本庄第一高校美術部の卒展が今日まで行われています。

その中の作品をご紹介します。

 

 

最近は私が教えていたころの、風景画や静物画が少なくなり、シュール的な絵が多くなりました。

かなり描写力はあると思いますが、空間的な絵画の深さという点より、デザイン的な方向に走りがちです。そこに今の傾向があると思います。



本庄のTHさんの絵画制作

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本庄のTHさんが、50号の制作を始めます。
やっと、構図が決まりました。



ここまでに、かなりの時間をかけました。

利根川へ行って、自分で見つけて来た場所です。

これより広く撮影してきましたが、それを50号サイズにトリーミングしました。
横をここまで入れると、上下が足りません。それで上下を足しました。

これから、この構図を丁寧に大きい画面に写していきます。
そのために、写真に縦横の線を入れました。

県北展のDVD

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昨年本庄で行われた県北展のDVDを作りました。

撮影をしたまま、DVDにしていませんでした。

ご希望の方は、ご連絡ください。



展示されたほとんどの作品が撮影されてます。

授賞式の様子も撮影されています。

今日のクロッキー

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今日は、デッサン会でした。

私が描いたクロッキーです。



ちょっと手こずっています。
肩の位置に迷いがありました。

私は全体を軽く描いて、その後、重要だと思う部分だけ描き込むことにしています。
これは、10分間クロッキーです。

HNさん 水彩風景10号

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昨日のデッサン会で、HNさんが、風景画を見せてくれました。



これは、以前写真を見せてもらい、トリーミングをして構図を決定したものです。
まず、小さく描いて、良い感じになったら、大きい絵にするということで始めました。

かなり良い感じなので、50号に描くことを決定しました。

場所は、群馬の森です。

東京のFさん 構図の研究

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東京のFさんが、構図の研究をしています。

石神井公園で写真を撮って見せてくれました。



これは、10枚ほど送ってくれたものの一枚です。

撮影されたのは、その数倍はあるでしょうから、たくさん撮った中の10枚のはずですが、
その中でも、これは絵になる構図だと私がピックアップしたものです。

ちょっといい構図だと思いませんか?

つづく

東京のFさん 構図の研究続き1

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昨日の構図は、とてもいい感じですが、光の当たり方がどうかなと思いました。
手前からの光で明るすぎて、風景画に慣れてない人には、難しいかもしれないと
感じました。
それで、時間が違ったらどうなるか、時間を変えて撮影してみてくださいと言いました。



これは、朝の光です。逆光のため、木が暗くなりました。
撮影は、前回より広く撮っています。

左に三本の木がありますが、それがおかしいと感じます。
真ん中の奥の木がこのように太い一本の木だとは思いませんでした。
もしこの光で描くなら、この中央の木を細い何本かの木に変えた方が良いと思います。

構図は、このままだと、右側が面積として多すぎるかなとも思います。
それと、光の当たり方が、前回と今回の中間ならどうでしょうかとアドバイスをしました。

点景人物がいる点が良いですね。

つづく

東京のFさん 構図の研究続き2

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東京のFさんの構図の研究続きです。



これは、これまで二回撮影してもらった午後と朝の中間の時間です。
お昼頃でしょうか。

これだと、光と影の関係が丁度いいかなと思います。
午後は、明るすぎて白けた感じになりますし、朝は逆光で木がシルエットになります。
どちらも風景画のベテランなら、描けるでしょうが、これから風景画を始める人には、今日の写真のような時間帯の方が描きやすいのではないかと思います。

それでも、このように研究をしてくると、左の三本の木は中央の太い木を何とかしたいと思いますし、前回のような点景人物がいる方が良いとか、ズームした方が良いかワイドにした方が良いかなどという問題が出てきます。

一回撮影しただけでは、気付かないことがこのように何度もやっているとわかってきて、いろいろ研究ができますね。
遠い場所で、行くのが大変なところでは、このような研究はできませんが、近くで何度でも行けるところなら、こういうことをしてみると良いと思います。

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光の状態は、今回が良いとして、ズームが良いかワイドが良いかの判断、点景人物をどこにどのくらいの大きさで入れるか?入れないか?

私は、知人を連れて行って、歩いてもらったりしています。
親子が手をつないでいるのが良いか、日傘をさしているのはどうか、犬の散歩をしているなんてのもいい感じですね。

また、これをF50で描くなら、どのようにトリーミングをするかという問題もあります。
このままだと、Fサイズでは、横が長い気がします。だからといって、横をカットするのはどうか?横を優先させるなら、上下を足す必要が出てきます。
そうでなければ、Pサイズで描くのはどうか。それにしてもやはり縦を比率に合わせるのに、足すか削るかという問題になるでしょう。

そういう場合は、もう一度撮影に行くか?できれば、同じ場所を広めに撮影しておくと良いのですが。

また、参考に見せてもらったのは、陽ざしのない曇った状態の写真でしたが、全く印象が違いました。同じ場所なのに、とてもつまらなく感じました。陽ざしがあるとないとでは全く違うことを知ってください。

誤解のないように、陽ざしがある方が良い場合が多いですが、いつでもとは限りません。

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Fさんの感想は、「このような研究は初めてです、面白いですね」とのこと。
私は、同じ場所に何度も足を運んで、撮影をしますが、後で行ったのでは、同じ時間の同じような天気でも二度とその時の感じは撮れないということがあります。

特に、雪景色などは、雪の降り方と積り方、解け具合が全く違うからです。
雪景色では良い感じに思えた場所が、雪のない時に行ったら、全くダメだったということも。
両親を連れて、「秋平の雪」を描いた場所に行ったら、こんなところかと呆れていました。
「よくこんなところが良い絵になるねえ」と。
「美里の雪」の場所は、中心に置いた三角屋根の家がもう壊されていました。
手前にあった黒い塊もありません。二度とない風景になりました。







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