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Channel: 絵画指導 菅野公夫のブログ
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今日は、春分の日

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お彼岸のため、朝は海苔巻のお寿司だった。
我が家では、そういう時に限らずお寿司を作ったりするので、特に今日が彼岸の中日だからと意識しなかった。
お寿司を食べながらテレビを見ていて、あれ?っと思った。テレビ東京を見ても経済の番組をやっていない。
そうか、今日は春分の日だから、株式は動かないのかと納得。

朝食後、約束をしていた大学生にデッサンを教えるため、その子の家に行く。今年、群馬女子大に合格した子で、我が本庄第一高校の卒業生である。選考が美術史だが、実技がなかったので、美術部にも入っていなかったし、デッサンをやったことがないらしい。それで、私に大学へ行くまでの間、デッサンを教えてほしいということになった。それで、いま、基本から教えている。
トイレットペーパー、ビン、卵のデッサンをやった。次は本を描いてもらう。

約10分で、指導を終える。駐車場で立ち話でも良いと思ったが、部屋に上がるように言われたので、中で指導した。私は、ときどき、デッサン会の仲間の家に行って指導することがあるが、車の所へ絵を持ってきてもらって、外で指導することも多い。今日もそうするつもりだったが、その子の家がパソコン教室をやっているので、車いすでも直ぐ入れて便利だった。

終わってから家に戻り、両親を連れて墓参りに行ってきた。
途中、麓原会春季展に出した絵の場所が近かったので、現場に案内すると、母が「ええ、こんな所があんなにいい絵になるのかねえ」と感心していた。
今回の絵は、母も気に入っているようだ。
私は母に良いと言われると、今回の絵はいいんだなと思う。父はいつでもいいと言うので、あまり充てにならない。母はその点は厳しい。私に対しては余程良いと思わないとそうは言わない。
そのくせ、私の生徒が絵を持ってくると、誰に対しても「いいですねえ」と言う。社交術だろうか?

我が家のお墓は、山の中にある。山と言っても本当に登り始めの所なので、車なら家から5分とかからない。
しかし、私は車いすなので、お墓まで行けない。歩いて行く坂が急で登れないのだ。
だから、運転手の役割を果たし、駐車したところから手を合わせる。

父も母も高齢なので、その急な坂が危険になりつつある。父は88歳、杖をつきながらおぼつかない足取りでその坂を上り下りする。本来なら若い私が父の支えにならなければいけないのだが、その点が悔しい。
母は82歳。しかし、足腰がしっかりしているので、その坂を最後は駆け降りるようにして戻ってきた。
すごいねと父と一緒に感想を言いあった。

里から山にかけて、細い道を通る。車一台がやっとですれ違いができない。だから、父はお墓への道が嫌だと言う。場合によってはバックしなければならないからだ。そのため、運転は私が任される。車いすでも手で運転できるので、この点だけ役に立つ。

途中、2台の車とすれ違ったが、1台は待っていてくれて、もう1台は私が待った。所々にすれ違えるように少しだけ余裕のあるスペースがある。すれ違うたびに、相手に対して、手を挙げる。相手も同時に手を挙げる。
ほんのちょっとしたことだが、この挨拶がいい。

お墓参りを終えて、上里のガストに来た。






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