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Channel: 絵画指導 菅野公夫のブログ
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英語長文

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受験生と一緒に英語長文を勉強しています。

すると、いろいろ勉強になることが書いてありました。

私はスワローというと、燕だと知っています。
なぜなら、プロ野球にヤクルトスワローズがあるからです。
しかし、それで訳したのでは、どうにも意味が取れません。それで、辞書を引いたら飲み込むという意味でした。確かにその前にTOが付いているので、これは不定詞だからスワローは動詞だなと思いましたが、想像を働かせても、分かりませんでした。

英語長文は、結構想像力が必要です。それと、一般常識も必要だと感じます。

今日、やったところでは、アングロサクソンという言葉が出てきました。
Uさんは、知りませんでした。
これは、ヨーロッパのオランダ辺りから北方に住んでいた民族で、海を渡って、グレートブリテン島に移りイギリスを作った人々だよと説明しました。
それを知っているだけで、英文の意味を考えやすくなります。
これが、一般常識ですね。

今日のところはそのアングロサクソンの人たちは、一日の食事が朝飯と夕飯の二回だったという話です。一日の食事が朝、昼、晩になったのは、1890年以降のことだと書いてありました。へええです。

もっと、詳しく話すと、ブレックファースト(朝飯)は、ファーストが断食という意味で、ブレイクが壊すですから、断食を辞めるという意味になり、それが朝飯を食べるという意味になったのだとか。へええでした。
しかも、18世紀には上流階級では、10時から午後1時くらいまでの時間で、家族だけでなく、お客さんを交えてのものだったとか。その後、段々簡単になり、時間も早くなっていまの朝8時ころの時間になったとか。
また、ディナー(夕飯)も、昔は、午前11時ごろだったと言います。(朝飯との関係はどうなっちゃうのだろう)それが、その後、午後の早い時間になり、更にその後夕方5時ごろになり、最終的に夜の7時か8時に落ち着いたそうです。

朝飯と夕飯がしっかりしてきた後、間が空きすぎるので、ランチ(昼食)が出てきたとか。
だから、昼ごはんという物は、歴史的に新しいことなのだそうです。

それは、仕事の時間が二つの区切りができたからということとも関係があると書かれていました。私はお昼御飯を食べる必要から仕事が午前と午後に分かれていると思っていましたが、この文によると、その逆のようです。仕事が区分されたために昼食を食べようかという具合になったような話でした。
このランチの意味で、スワローが出てきました。
ランチの意味は、一塊(ひとかたまり)ということで、18世紀の英語辞書には「片手で握れるほどの食べ物」ということだそうです。それの元々の意味が「何であれ、飲み込むことに決めた物の一片」という意味だとか。それでスワローがあったのです。

スワローが訳せなくても問題は解けたので、点数には関係しませんでしたが、随分いろいろな勉強ができるなあと思いました。

アングロサクソンに倣えば、一日2食でもいいんですね。



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